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スティーブ・ジョブズ/林信行 [本]

日本Mac業界のカリスマ(本気でそう思っています)林nobi信行さん、渾身の著書。

Macintoshは、カルチャーを形成しているので、それこそ、そこにたくさんの人たちが集う訳で、
Appleは、そういう意味では、コンピュータを作っているのではなく、文化を成長させていると思える。例えば、Popカルチャーや印象派のような。
そして、そういう見方と共に、いや、それらを内包しつつ、一般の中の"Fun"を敷居を下げている事すら気づかせないように浸透させている。

さてさて、この本は、Steve Jobsの歴史を振り返るような作りになっているが、一番に着目しているのは、彼の「言葉」だ。
変な言い方になってしまうかもしれないが、所謂、偉人という人物達の言葉は、今の自分にはほとんど現在進行形では入って来ない。しかし、彼のお告げは、それこそ今の今、一緒に、それを見聞きする事が出来る。そして、それが本当になる瞬間も(上手くいかなった事も含めて)
立ち会う事が出来る。この現実に、そこに”立ち会う”という経験が出来る事が、どれだけ強いインパクトをくれる事か!!
そんな体験をきちんと本にまとめてくれたのが、本書である。

もちろん、黎明期の伝説は、伝え聞く事しか出来ないしろものだけど、その頃の発言から現在までを並べる事によって、彼の持つ”チカラ”が付け焼き刃でも天才でも無く、ひたすらの研磨の結果である事が分かる。(研磨って言葉、Jobsは嫌いそうだな)

この本から、私が受け取る物は、もう単純に”生きるチカラ!”だ。
正直、全然実践出来ていない事もたくさんある。
その言葉どおり生きたい!と思う事もたくさんある。
しかし、”いざ”という時に、それを知っているのと知らないのでは雲泥の差だ。

そんなチカラを素敵な編集で形にしてくれた本書に、感謝と御礼を捧げたい。
絵画のカタログと一緒に並べよう!!!


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