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ジダン [スポーツ]

さて、ワールドカップが終わりました。
終わってから、脳みそのほとんどをジダンについて考えることに費やしています。

彼が、何故、あの愚行を犯してしまったのか?
しかも、最後の舞台で。

ジダンは、たまに、まさに”ぶちギレル”事でも有名です。
しかし、あの最高の舞台で。。。ちょっと、常人の思惑の域を超えています。
だから、余計いろいろな事を考えたくなります。

初めに思ったのは、二重人格なんじゃないか?というチープな予測。
切れる時、ほとんど前触れがないですからね。いきなり、他の人格が出て来てしまう。と。

次は、結局、最後にあの舞台に立っていたくなかったんじゃないか?という事。
負けた場合の舞台に立っているより、愚行を犯しても、先に自らの幕を引きたかったのでは?
既に負けを自分の中で確信してしまったと。

次は、上にも似てるけど、マテラッティを葬りされば、勝てるかもしれない。と考え、退場という罪を犯しても
潰そうと思った。

まぁ、そんな予測もしつつ、一番嫌だなと思っていたのは、金輪際、表舞台に全く出なくなってしまうのでは
無いかと考えていた事。
これは、フランスでのシラク大統領の昼食会にフランス代表が呼ばれた席にいたので一安心。
近く、ジダンから説明がある。というようなコメントも出ているので、とりあえずは大丈夫そうです。
マテッラティは、侮辱する言葉は吐いた。とコメントしてるそうですしね。内容は通常の悪口程度との事のようですが。

しかし、歴史的な観点から見ると、この行為で、本当に本当にジダンは歴史に名を残す選手になってしまいました。
歴史の刻まれる瞬間を見てしまった。。。と思いました。
上にも少し書いたけど、ただの敗戦で退いた場合、ほとんどインパクトは残せなかったでしょう。
もちろん、既に十分に歴史に刻まれる選手ではあるのですが、そういう次元を超えた誰の胸にも刻まれる名の残しかただと思いました。
世界史におけるヒットラーのように。歴史という尺を考えた時に出てくる名前になってしまった。。。と思ったのです。

出来る事なら、退場になる少し前のほとんどフリーの状態で放ったヘディングシュートを決めていれば。。。右上に飛んでいれば。。。本当の本当の神々しい歴史に名を残す選手になっていたのに。。。
あのシュートが決まらなかった瞬間に同じインパクトを持って、歴史に名を刻む方法は、これしかなかったのでは無いか?とさえ、結果を知ってしまってから思考してしまうのです。

でも、それでも、フットボーラーとしてのジダンへの尊敬と賞賛と感嘆の意は、私の中で全く衰える事はありません。
「ありがとう、ジダン」
同じ時代にあなたと生まれる事が出来て、幸せです。


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