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サウスポイント/よしもとばなな [本]

自分のテンションが悪いからかもしれないけど、ちょっとなじめなかった。。

多分、あまりに現実的なポジションが無さ過ぎるからだと思うのだが、
なんとなく想像で思うに、ハワイという場所に対抗していく為には、
登場人物達もエキセントリックじゃないと成り立たなくなってしまうのかな。
そういう視点で見ないと、なんだか、やりすぎ感が強すぎる。

ばななさんの本は、元々そういう人が多いけれど、一点、地についてたりする。
この一点というのは、自分の中に投影できる何がしがあるという事なんだけど、
今回は、なんだかそれが無かったんだよなー。
でもそれは、俺自身のせいかもしれない。。。そうなるとこれからばなな作品を読む事が出来なく
なるかも。。。それは、あと2、3作読んでみてから考える事にしよう。

そういえば、今回は、2世代で収まっている話になっている。
これも違和感というか、掴める場所が無かった事と関係していると思う。
主人公と母親、その同世代の人。たいてい、それ以外にもう1世代上の登場人物が
いるのに、それを担うのが、ハワイという存在そのものなんじゃないだろうか。

前作?「まぼろしハワイ」でも思ったけど、というか、ばななさんがハワイを大事に大事に
描いているのがわかるので、自分の中ではハワイのイメージが変わった。
要するにステレオタイプに日本人のリゾート、ハワイ。みたいな、悪く言うと、全然興味が持てない場所
だったのが、太平洋のポツンと浮かぶ、外界とはいい意味で切り離された不思議で気持ち良さそうな場所
というイメージになった。
この変化は大きい。
訪れたくなったもの。ただ他にも行きたい所はたくさんあるからなかなか順番は回ってこないかもしれない
けれど。

きっと、本当にハワイと知った時に、また読み返してみるしかないのだろう。
いつか、ハワイにも届きますように。。
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