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エヴァンゲリヲン新劇場版:破 [映画]

エヴァを見ていると、どうにも日本のことを考えてしまう。
このような作品が生まれてくる背景。というようなもの。

宗教を持たず、経済的にも他国より明らかに裕福で失業率が低く、
原爆を落とされ軍隊を持たず(結局、これが一番大きいのかもしれない)
器用で勤勉。

この映画の成立する条件が、ここ日本にしか存在しないと思う度に、
誇っていい気持ちと、怖い気持ちとが交錯する。

だけど、やはり映画としては成立していると思えてて、
カタルシスも感じることが出来る自分が居る。

もうなんて言っていいか、表現として、鮮烈すぎるというか、
比べる相手が、キューブリックとかになってしまう。
ただ、キューブリックのように世界的に広がって行くとは思えないけれど、
この先鋭的な映像を一表現と言っていいと思うのだ。

人類は、進化をしていく。
そのスピードは単位があまりに大きいので普通感じる事は出来ないのだけれど、
この作品を創れる脳というのは、明らかに進化の具体的な形ではないのだろうか。

内容について、言うことは、何もない。勿論好きではある事を前提として、
表現を極めて、続きをみせて欲しい。
続け、完結させる事が、この映画を創る事の使命だと思う。
人類の進化を担っているのだから。

ただ、この日本での、この進化が、人類の未来の進化とは、どうしても思えないんだけどね。
亜流は、どこかで先細り、淘汰されていく。多分、どこかで途絶えるだろうな、と思える。
ただ、融合はされてDNAには残るだろうけど。

そんな大きな事にさえ、考えが及んでしまう。
エヴァという作品は、作品自体が描いている世界に人類を導く作品なのかもしれない。
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